ギャラリー
*新着イラスト*
玉田真衣子 Tamada, Maiko

- ジュズダマ(イネ科) Coix lacryma-jobi
(透明水彩 38.6×29.3cm)
2025年3月15日更新
作者 プロフィール
玉田 真衣子 Tamada, Maiko( 岐阜県)
植物画を初めて知ったのは中学二年の夏休み、選択課題のひとつにあったのがきっかけでした。 絵を描くことが好きだったので迷わず選び、描いた絵はコンクールに出品され入選しました。
その後は日々の忙しさの中、描くことなく過ごしていましたが、いつかまた描きたいという想いがありました。
結婚して自分の時間が少し持てるようになったとき、近所のカルチャーセンターに通い始めました。仕事との両立が難しく続けられませんでしたが、自宅にて独学で描いていたところ、SNSで木崎なおみ先生のLINE講座を知り、受講し始めて今に至ります。
感覚だけで描いていた時と違い、知識も併用しながら描いていくと、これまで描けなかったものが表現できるようになってきました。 絵を描く時間が思うようにとれず、もどかしく感じることもありますが、描くことで気付ける植物の特徴があったり、描き上げた時の喜びは他に得難く、とにかく描き続けたいと思います。
中村美生 Nakamura, Mibu

- スナップエンドウ( マメ科) Pisum sativum Macrocarpon Group
(透明水彩 28.0×21.0cm)
2025年3月15日更新
作者 プロフィール
中村 美生 Nakamura, Mibu (神奈川県)
伯母の参加していた小さな市民ギャラリーでの展示会に行き植物画と出会いました。写真じゃないのに写真みたいに写実的で細密で、じっくり見るほどもっとよく見たくなる不思議な魅力に溢れた絵だと引き込まれたのを覚えています。
近所のカルチャースクールで開講された植物画講座に勢いで申し込んだのが2006年、どちらかと言えば描くより見る方が好きな私が今では教える立場になっていて我ながらびっくりです。
美術や植物学を学んだわけではなく、おまけに植物のお世話は下手ですが、植物が好きで植物画が好きです。これからも楽しく描き続けたいと思っています。
伴野静江 Banno, Shizue

- アガパントゥス( ヒガンバナ科) Agapanthus
(透明水彩 42.0×29.7cm)
2025年3月1日更新
作者 プロフィール
伴野 静江 Banno, Shizue (東京都)
1935年 東京生まれ
日大芸術学部美術科 卒業
出版社で39年間、グラフィックデザイナーを勤める(実教出版株式会社)
2008年 女子美術大学 社会人アートセミナーで、滝沢江利子先生指導の下、ボタニカルアートを始める。その後、山田道恵先生の教えも受ける。
植物が大好きで、植物観察をしながらの山歩きやトレッキング。自庭での草花や野菜を育てる事も続けてきた。
ボタニカルアートを始める前は、草花は手を掛ければ、美しい花を咲かせるだけの物と思っていたが、ボタニカルアートを始めてから、植物の精密さ、不思議な姿に魅せられ、未だに魅せられ続けている。
世界らん展 入選2回
JGS展 入選数回、入賞(毎日新聞社賞)
JGS誌上展 優秀賞、 秀作賞
グループ展 数回開催
左古民子 Sako, Tamiko

- ティランジア ウェルニコーサ (パイナップル科) Tillandsia vernicosa
(透明水彩 52.5×44.5cm)
2025年3月1日更新
作者 プロフィール
左古 民子 Sako, Tamiko(東京都)
若い頃にNHKの「趣味の園芸」誌で植物画を知り描いてみたいと思いましたが、当時は忙しく余裕がありませんでした。退職を機にフリーな時間ができたので、自宅近くのカルチャー教室で佐々木正子先生に教えていただきました。
その後、夫の海外勤務に同行してオランダで7年ほど暮らしました。その間にロンドンでのSBAの展覧会を見に行き、その会場でSBAの通信教育Distance Learning Diploma Course(DLDC)があるのを知り2012年から受講しました。
DLDCは2年間にわたり2ヶ月に一度の課題提出で基礎的な課題や植物画だけでなく英文でのエッセイもあって大変でしたが、コースを終了しボタニカルアートの基本的なことを学べて良かったと思っています。
在蘭中の一時帰国時には佐々木先生の教室に伺い教えていただき、今に至っています。
今後も植物の科学的観察を基にして、光、色の濃淡、立体感、アートな構図に留意し楽しみながら描いていきたいと思っています。
秋葉馥美 Akiba, Fukumi

- セリバヒエンソウ( キンポウゲ科) Delphinium anthriscifolium
(透明水彩・ペン・色鉛筆 37.2×29.2cm)
2025年2月15日更新
作者 プロフィール
秋葉 馥美 Akiba, Fukumi(東京都)
思い返せば小さい頃から絵を描くのが好きだった様に思います。絵の鑑賞は好きでしたが51歳になるまで忙しく自ら絵筆を執る事も忘れていました。
ある日、仕事仲間の方から市内の文化センターの植物画教室の展覧会に観に来てとお誘いを受けました。そこが植物画との出会いでした。大好きな植物の自作の絵が飾れたら素敵!スイッチオンです。
その教室は小林英成先生の教室でした。1ヶ月に1度夜3時間の教室です。それから17年間諸事情で休むこともありましたが優しい先生のご指導で続けてこられたと感謝しております。植物画倶楽部にも入会して帰化植物図録や展覧会にも時々参加させて頂いて居ります。同会に入会して素敵な作品、作者の方々にも出会えました。
描けば描くほど難し植物に出会い、落ち込む事も多々。亀の様な歩みですが何時か良い絵が描けたらが生甲斐にもなって居ます。
若嶋裕美 Wakashima, Hiromi

- ナツハゼ( ツツジ科) Vaccinium oldhamii
(アクリル 40.2×31.0cm)
2025年2月15日更新
作者 プロフィール
若嶋 裕美 Wakashima, Hiromi(兵庫県)
神奈川県出身。子供の頃、植物図鑑が大好きで、特に草花の美しい挿絵にひかれ飽きずに眺めておりました。
植物画を始めたのは18年ほど前です。子供が手を離れたころで、以前から気になっていた細密な草花の絵を習ってみたいと思い、カルチャーセンターの講座に参加しました。今では、良き師(小西美恵子先生)と素敵な仲間に恵まれ、四苦八苦しながら楽しく続けております。
植物は種から育てるのも面白く、観察するたびに新たな発見があり、日々驚かされます。これからも、色々な植物や人との出会いを楽しみながら、ゆっくりと、丁寧に向き合っていきたいと思います。
森田美智子 Morita, Michiko

- ゲットウ(ショウガ科) Alpinia zerumbet
(透明水彩・水彩色鉛筆 54.0×36.0cm)
2025年2月1日更新
作者 プロフィール
森田 美智子 Morita, Michiko(沖縄県)
沖縄県生まれ。看護学生時代は東京で過ごす。卒業後は県内の病院で定年まで勤務。新聞広告の花の絵に惹かれて園芸協会の通信講座の教材を取り寄せたが、画集をながめるだけで数年経過。
40代半ばに、ふとしたきっかけで周りの植物が気になり始め、描き続けて独学10余年。植田由喜子先生の沖縄展で日本植物画倶楽部の存在を初めて知りました。その後、植田先生の指導を受ける事になり現在に至っています。
南の島に住んでいるせいか、本土の山々に囲まれた自然へのあこがれが強いのですが、亜熱帯の植物を描くのが私に与えられたテーマかなと思うこの頃です。
楓ひろみ Kaede, Hiromi

- 玉造黒門越瓜 (ウリ科) Cucumis melo var. conomon
(透明水彩 36.7×25.7cm)
2025年2月1日更新
作者 プロフィール
楓 ひろみ Kaede, Hiromi(福岡県)
偶然訪れた茨木市立ギャラリーで、細井進先生・尾形幸子先生の教室展を観ました。その空間には、爽やかな風が吹いているように感じ、すぐに入会を願い出ました。
学生時代は絵が好きで、仕事は土木製図に就きました。しかし、彩色とは長年縁が無く、植物の知識もありませんでした。入会当初は植物画とは程遠い、感情に傾いたような絵しか描けませんでした。
諦めずに学ぶうち、植物の面白い生態に気づき、園芸にも興味を持つようになりました。
植物を通して出会う人々とのご縁に感謝しながら、いつも謙虚な姿勢を忘れずに描きたいと思います。
1963 佐賀県出身
2006~植物画を学ぶ
2011~2022 近畿のカルチャーセンターで植物画の講師を務める
国立科学博物館主催 第35回植物画コンクール「アセビ」佳作入選
国立科学博物館主催 第36回植物画コンクール「ダンドク」準佳作入選
鎌野睦 Kamano, Mutsumi

- パフィオペディルム リーミアヌム( ラン科)Paphiopedilum liemianum
(透明水彩・墨 29.2×23.4cm)
2025年1月15日更新
作者 プロフィール
鎌野 睦 Kamano, Mutsumi (兵庫県)
植物観察と絵が好きだったら、やっぱり植物画になりますよね。
絵の先生には、絵が悪くなるから植物画はやめるように言われたのですが…。
植物画を描いてみようと思ったのは、「アトリエ」という美術雑誌で太田洋愛さんの「植物画の描き方」という特集をみつけたことがきっかけです。
丁度その頃、神戸のカルチャーセンターで小西美恵子先生のボタニカルアートの講座が始まっていたので、参加させていただきました。
当時から参加していた方々は、それぞれ御自分の教室を持っておられますが、私は未だに生徒の身。小西先生には大変申し訳なく思っております。
ただ、この教室で学んだ事で「緑花の文化士」の証明をいただけたことは、大変嬉しく思っています。
まついあけみ Matsui, Akemi

- ツバキ ‘釣篝’( ツバキ科) Camellia japonica ‘Tsurikagari’
(透明水彩 24.0×24.0cm)
2025年1月15日更新
作者 プロフィール
まつい あけみ Matsui, Akemi (三重県)
好きなもの。それは美しいもの、悲しいもの、侘しいもの、不思議なもの、そして江戸という時代。
ボタニカルアートを始めたのは1997年です。2001年ある偶然から変化朝顔に出会いました。変化朝顔は江戸園芸文化を代表する日本独自の一年草ですが、その遺伝子発現のしくみの複雑さと不思議さのために理解されにくい植物です。ですが逆にその難解さに私は魅かれました。そして10年。100枚近い変化朝顔の肖像画を描き、一冊の本にまとめました。
次に、私は泉鏡花という作家の世界に嵌まりました。泉鏡花は明治時代の小説家です。その作品には必ず多くの花の名前が登場します。そして美しく悲しく不思議な世界を繰り広げます。
2017年私は鏡花の物語世界を土台にした植物画集を出版しました。
そして現在(2021年)、私は変化朝顔にならぶ江戸園芸のもうひとつの柱「椿」に取り組んでいます。これもまた偶然に、荒れ果てた侘しい椿園をみつけたことがきっかけでした。
間もなく、日本初の園芸書1695(元禄8)年発行の「花壇地錦抄」という古書籍を入手しました。この本もまた僥倖としか言いようのないタイミングで私のところにやって来たのです。そしてその著者伊藤伊兵衛の末路を知るに及んで、こんどは「江戸椿」を描いてみようと思いたちました。
この道はまだ半ばです。これからどのように展開していくのか全然わかりません。楽しみでもあり、また不安でもあります。
そういう訳で私の自己紹介は結局、好きなものに引きずられっ放しで過ごした25年間の経過報告ということになってしまいました。
2003年 筑波植物画コンクール準佳作
2005年 RHSフラワーショー銀賞
2006年 高知県立牧野植物園にて個展
2012年「ボタニカルアートで描く変化朝顔の世界」刊行 八坂書房
2016年「トレジャーオブボタニカルアート~植物画の至宝展~」出品 ハウステンボス美術館
2017年「鏡花繚乱~ボタニカルアートで描く泉鏡花の世界~」刊行 八坂書房
2018年「尾州徳川の花相撲展」出品 ヤマザキマザック美術館