ギャラリー
*新着イラスト*
中野潤子 Nakano, Junko

- 大輪ミツマタ( ジンチョウゲ科)Edgeworthia chrysantha ‘Grandiflora’
(透明水彩 37.5×25.8cm)
2025年9月15日更新
作者 プロフィール
中野 潤子 Nakano, Junko(大阪府)
関西国際空港工事着工とともに、泉州(大阪南部)の自然環境は一変し、子供の頃から山野に親しんで来た私は危機感を覚えました。消えゆく植物を何らかの形で残しておきたいと始めたのがボタニカルアートでした。
私の場合はアートというより、泉州の野草や自分で育てた野菜を観察日記・記録のつもりで描いています。また博物館の学芸員さんや研究者さんから、おゆずりしていただいた貴重な植物も記録を残すために描かせていただいています。
2004年~2006年までの2年間山本武子先生に御指導いただき、その後我流で描いていましたが、先生から薦めていただき2011年から2教室で指導させていただいています。
私の教室では絵を描く前にまずその植物をじっくり観察し、植物の神秘の世界に感動する事からはじまります。植物のしくみを知る事が最も重要だと思っているからです。
2004年 ボタニカルアートを始める
2006年 日本園芸協会(JGS)コンクール 毎日新聞社賞
2009年 日本園芸協会(JGS)コンクール 佳作
2011年 日本園芸協会(JGS)コンクール 毎日新聞社賞
2012年 日本園芸協会(JGS)コンクール 主婦の友社賞
2013年 日本園芸協会(JGS)コンクール 主婦と生活社賞
2015年 日本園芸協会(JGS)コンクール 園芸ガイド賞
2018年 日本園芸協会(JGS)コンクール 佳作
2013年 第30回 国立科学博物館植物画コンクール準佳作
2014年 第31回 国立科学博物館植物画コンクール準佳作
沖野由加子 Okino, Yukako

- キキョウ( キキョウ科) Platycodon grandiflorus
(アクリル 33.5×25.5cm)
2025年9月15日更新
作者 プロフィール
沖野 由加子 Okino, Yukako (兵庫県)
ピアノ講師として音楽に携わっていた傍ら、絵を描くのが好きで長い間ペン画を楽しんでいました。
2000年にエアブラシを使ったイラスト画教室に入った事でアクリル絵の具を知りました。
その後2002年に、もっと彩色画を学びたいと思い、のぞいた教室がアクリル絵の具で植物画を描く、というものでした。細部まで正確に描かれた花の生き生きとした美しさに惹かれ、すぐ入会を決めました。ボタニカルアートの知識も乏しかった私に小西美恵子先生から丁寧な指導をいただき、ただ描くのが楽しくて続けてきましたが、知れば知るほど奥深く、未だに試行錯誤の繰り返しです。
的場みち代 Matoba, Michiyo

- ムサシアブミ( サトイモ科) Arisaema ringens
(透明水彩 38.8×28.0cm)
2025年9月1日更新
作者 プロフィール
的場 みち代 Matoba, Michiyo (和歌山県)
学生の頃、いつかは図鑑に載っているような絵を描きたいと思っていました。
でも、卒業後は仕事に追われ、自然観察会で植物を見ることは続けていても、絵を描くことは「夢」でしかありませんでした。そんな30年間を過ごした後、「もう、やりたいことをしても良いかな」と考え、退職しました。
丁度その頃、2005年に奥野小夜子先生がボタニカルアート教室を始められたので入門しました。
2018年、やっと一枚のまとまった絵を仕上げられるようになりました。できるだけ植物学的に正しく描けているかを気にしながら、ゆっくりペースで描いています。
木崎奈緒美 Kizaki, Naomi

- パフィオペディルム リーミアヌム (ラン科) Paphiopedilum liemianum
(透明水彩 21.5×33.0cm)
2025年9月1日更新
作者 プロフィール
木崎 奈緒美 Kizaki, Naomi(長野県)
1957年 長野県生まれ
私が植物画と出会ったのは小学2年のときに買ってもらった「花と虫」というポケット図鑑でした。
そこに描かれていた草花に魅かれてボロボロになるまで見ながら身近な植物に親しみました。
高校生のときにデッサンと水彩を学び、東京藝術大学では日本画を専攻しました。
しばらくは日本画の公募展に出品していましたが結婚出産で中断。
子育てをしながら園芸を楽しんだり、花の写生を細々としておりました。
そして平成12年から、旧知の佐々木啓子さんのご厚意で「花に親しむ会」の勉強会に参加しています。
現在は教室で指導をしながら、自宅で育てている原種ランを中心に、庭の花や近くの山で見つけた植物を描いています。
正確にわかりやすく描くことはもちろんですが、私はその植物の持つ印象を大事にして、存在感のある表現をしたいと思っています。
植物が自然の中でひっそりと、また、たくましく生きている姿をその空気感ごと描けたらいいなぁと思いながら試行錯誤で続けております。
平成24年に日本植物画倶楽部に入会させていただきました。
たくさんの方々と出会い、様々なことを教えていただける機会に感謝しています。
橋立昇 Hashidate, Noboru

- カリン ( バラ科) Pseudocydonia sinensis
(透明水彩 32.0×22.0cm)
2025年8月15日更新
作者 プロフィール
橋立 昇 Hashidate, Noboru(東京都)
植物画を始めたのは40歳頃で、それまでの趣味は釣りやスキー、バイクで野山を走り回ったりとアウトドア専門でした。その時にはカメラで草花を撮ることが多く、もとから植物に対する興味はあったのかもしれません。
そんな折、家に居る時にできる何かを始めようと思い、通信教育で植物画を申し込み、描き始めたのがきっかけです。
その後、西村俊雄先生の教室へ通い、現在は、吉田桂子先生にご指導いただいています。
現在の活動としては「グループたんぽぽ」にて、年1回のグループ展に参加。
個人としては2年に1回作品展を開いており、2011年の11月にも浅草の孔雀堂画廊で開催の予定です。
植物画を描き始めてから植物学に興味を持つようになり、NPO樹木環境ネットワーク聚にてグリーンセイバーの資格を取り、会員となりました。
また、江東区のネーチャーリーダーの活動に参加して、ビオトープの管理作業等を行っています。
毎年夏には 社団法人 青伸会のユースキャンプにて、子供達への絵画指導にあたっており、これは10年ほど続いています。
また、文京区で生徒さんの指導にもあたり、グループ展も開催しています。
植物画を描くことで活動の場が広がり、多くの貴重な体験や発見がありました。
また、たくさんの仲間と知り合うこともできました。
植物への興味は尽きることがなく、一生涯かけての目的ができました。
植物画と出会えたことに日々感謝をしています。
井上サタ子 Inoue, Satako

- ちぢみほうれん草( ヒユ科) Spinacia oleracea
(透明水彩 39.8×29.6cm)
2025年8月15日
作者 プロフィール
井上 サタ子 Inoue, Satako (栃木県)
1943年生まれ。
子供の頃から絵筆を持つのが好きでした。
60歳を目前にしてカルチャー教室で植物画に出会い、山崎光子先生に師事し、その後先生の個人教室にお誘い頂きました。
月2回、気の合う仲間達と、時には雑談に花が咲いたり、また緻密な植物達の成り立ちに悩んだりしながらも、先生の的確な御指導の下に、作品の仕上がりを楽しみに学んでおります。
そして、私の性格にぴったりフィットしたのか、今は植物達と向き合い無心に絵筆を動かしている時間が、なにより至福の時となり、また生活の一部と成っております。
堅木洋子 Katagi, Yoko

- カンナ( カンナ科) Canna
(透明水彩 33.6×26.7cm)
2025年8月1日更新
作者 プロフィール
堅木 洋子(埼玉県)
1998年来、川越市内のNHK文化センターで開講したボタニカルアート教室を機に習い始めました。(講師 金丸陽子先生)
中学生以来絵を描く事はありませんでしたが、植物を観察しながら描くと新しい発見があり、楽しく奥深い世界に出合いました。
父がブドウ園を営んでいたので巨峰を始め、種々の果樹が身近にあり、花が咲いて実が成る、この事を1枚の画面に描きたいと思いました。
年月が経つ間には空白の時期もありますが、山行の際の高山植物や自宅庭の花木等、それぞれの植物の思い出など画面に込めて描いています。
北博子 Kita, Hiroko

- ムラサキシキブ(シソ科) Callicarpa japonica
(透明水彩・鉛筆 33.0×24.0cm)
2025年8月1日更新
作者 プロフィール
北 博子 Kita, Hiroko(東京都)
私は、芸術系大学卒でもなく、過去も現在も美術系の仕事を本業にしたことはありません。
ただ、絵を描くことは幼いころから好きでした。
1996年、多摩市が募集した講座「植物画入門」を受講。
絵を描きたいだけで、風景でも人物でも何でもよかったのですが、たまたまその講座で描く対象が植物だったのです。
この受講がその後、何十年も植物画を継続することになろうとは。
小林英成先生に師事し、ボタニカルアートの様々な技法はもちろんのこと、ボタニカルアートの歴史、植物が持つ本来の姿・典型的な特徴など、植物学に基づく数々の興味深い講義を受け、私の植物に対する視点は明らかに変化していきました。
これからも、“植物の絵”ではなく“ボタニカルアート”を描き続けていきたいと思っています。
2023年 RHS(王立園芸協会) Botanical Art & Photography ShowでSilver-GiltとJudges Special Award(審査員特別賞)を受賞、“Belgian Hybrid Azalea”がRHSのCollection入り
小林英成 Kobayashi, Hidenari

- 帝錦の綴化斑入品種( トウダイグサ科) Euphorbia lactea ‘Cristata Variegata’
(透明水彩・色鉛筆・イラストボード黒 49.0×49.0cm)
2025年7月15日更新
作者 プロフィール
小林 英成 Kobayashi, Hidenari (東京都)
生まれて5歳までは北海道の牧場、そして中3までは青森県の牧場と、豊かな自然に囲まれての生活だった事もあり、物心がつくころには図鑑が大好きになってました。絵もまた好きで、大学で版画を専攻したことから、博物画を知り、その後 紆余曲折ありましたが、その一分野である植物画を描くようになって現在に至っています。
植物画を学ぶ上で得難い体験だったのは、国会図書館に数年にわたり通い、ルドゥーテの代表作である「ユリ図譜」等、たくさんの貴重な図譜を閲覧することができたことです。
これにより植物学的な表現法に多少目覚めました。
ただ、私は植物は大好きですが、植物学を専門に学んだ訳では無いので、古今東西の優れて学術的な植物画に憧れつつ、同時に、植物学を基盤にした上での自由な表現にも魅力を感じながら制作を続けています。
高橋馨子 Takahashi, Keiko

- クサギ( シソ科) Clerodendrum trichotomum
(透明水彩 33.8×22.8cm)
2025年7月15日更新
作者 プロフィール
高橋 馨子 Takahashi, Keiko( 島根県)
バス旅で偶然隣りに坐った人から一枚の葉書をいただいた。植物画教室の展示会の案内だった。以前から機会があれば習いたいと思っていたが、どこで教室が開かれてるかもわからず、諦めていたのでとても嬉しくすぐ会場へ足を向けた。
そこで山田ひさ子先生との出会いがあり大きなご縁をいただくことになった。山田先生の教室は四季の花が咲き乱れる“花の郷”という施設の一部屋で25~6名の生徒が月2回指導を受けている。一年に一度の発表の場で1人2~3点の作品を展示する。10月になると全国八百万の神々が集まる出雲大社の近くでの会場だ。昨年は“花の絵会”も記念の十周年を迎え、私のオニグルミの作品を案内ハガキのモデルにしていただいた。
私は野山の木々や畔の草花、家の周りの楚々とした植物を描くのが好きだ。植物画それぞれ精一杯自分の命を輝かせている・・そんな生き生きとした姿を描けたら良いのに!と。植物画の魅力にひかれている。
制作途中の作品も沢山あるが私の生きた証としてオンリーワンの作品を完成させたいと思っている。