牧野すぐり Makino, Suguri
- ホトトギス(ユリ科)Tricyrtis hirta
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以前日本固有種のアオテンナンショウを描いたきっかけで、この美し い日本の里山に数多くある日本固有種の植物を描く事も一つのテーマとなると思いホトトギスを選びました。
花の複雑さがおもしろく以前から 描きたい花でしたが、結構小さな花なので紙面にはかなりのアップとなってしまいました。それでも細かい所は虫眼鏡を使いながら仕上げました。
- ハクモクレンにコガラ( モクレン科)Magnolia denudata, Poecile montanus
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京都では、毎年小・中学校の卒業式の頃にちょうど満開になる花です。白い画面に白い花はとても難しいのですが、私にとって子供たちの夢と希望に溢れる笑顔にであえる事を教えてくれる早春の花です。
(アクリル・ガッシュ・ジェッソ 56.5×42.5cm)
- ミズバショウ(サトイモ科)Lysichiton camtschatcense
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ミズバショウの南限は兵庫県だが、以前は滋賀県びわ湖バレイの山頂で群生が見られた。しかし現在はほとんどなくなり残念である。
(アクリル・ジェッソ 52.0×38.0cm)
2023年2月1日更新
作者 プロフィール
牧野 すぐり Makino, Suguri (京都府)
これまでイラストレーターとしてクライアントの指示通りの絵を描く 日々でしたが、どうしても植物画を描きたいという思いが強くなり日本植物画倶楽部に入会し皆様の絵をお手本に勉強しながらボタニカ ルア-トを始めました。
学術的に描こうとすると正確さとの戦いに戸惑い、ア-ト的発想とのジレンマに日々奮闘しています。今は純粋なボタニカルア-トとボタニカルなイラストレ-ションとを分けて考えるようにしています。