丸山裕子 Maruyama, Yuko
- ホオノキ(モクレン科)Magnolia obovata
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家の近くに大きなホオノキが2本あります。そのうちの1本が崖の下から道路にせり出し、春になると白い大きな花をつけます。
今まで小さな植物ばかり描いてきましたが今回ホオノキを描いてみました。うっそうと生い茂る木々の中に咲く姿を表したいと思い、葉を全部描き、色をつけました。絵の具の量から筆の太さまで今までとは全く違い苦労しました。(雄蕊の数-227本もありました。)
- ウラシマソウ( サトイモ科)Arisaema thunbergii subsp.urashima
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春先になると芽ばえから、不思議な姿を見せてくれるウラシマソウ。技量が伴わず、どこからどう描こうか迷っているうちに時間だけが過ぎて行きました。雄株と雌株があり、栄養状態で雌雄転換が起こるのも不思議。
(透明水彩・鉛筆・ボールペン・色鉛筆 58.5×45.0cm)
- パイナップル (パイナップル科) Ananas comosus
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(透明水彩・色鉛筆 37.0×27.0cm)
2021年4月15日更新
作者 プロフィール
丸山 裕子 Maruyama, Yuko(神奈川県)
信州の八ヶ岳連峰の麓、小海町に生まれました。
高卒後、上京し学生時代はワンダーフォーゲル部に入り、高山植物や山野草を観るのが楽しみでした。当時はカメラを持っていなかったので時々スケッチはしました。
子育てを終わり、夫の両親と生活する中、川崎市の成人学級の「植物画」に応募しました。その時の担当が小林英成先生でした。小さい頃の図工の時間以来の絵の勉強でした。
家庭の事情で休むことが多かったのですが、1995年より細々と続けています。日本植物画倶楽部の会員になって2回目に出品したホオノキが2007年の冊子の表紙に選ばれました。
2010年6月、ひょんなことから私の絵が30点ほど信州の佐久総合病院のロビーに展示されました。