室木彗子 Muroki, Keiko
- 春の訪れ(春の草花17種)(シソ科他)Spring Wild Flowers
-
早春の散歩で出会う野草のなかには、身近か過ぎて見過ごされがちのものも多いが、みな楚々とした魅力的な美しい姿をしています。また、雑木林の木漏れ日にかくれてひっそりと咲く妖精を見つけた時の感激は格別です。(透明水彩 44.0×37.0cm)
- ウコン (ショウガ科) Curcuma longa
-
(透明水彩 40.0×31.0cm)
2021年4月15日更新
- ジャーマンアイリス( アヤメ科) Iris cvs.
-
(透明水彩 44.0×41.0cm)
2024年9月1日更新
作者 プロフィール
室木 彗子 Muroki, Keiko(千葉県)
私は西伊豆で生まれ、横浜で育ち、今は千葉に住んでいます。小学生の頃、春になると亡父と野遊びに出かけました。山菜だけでなく、野草をも愛でて歩きました。
亡父は植物の知識が豊かで、日本で初めてカラー印刷で出版された植物図鑑を所蔵しており、知らない植物を調べてくれました。私の野草好きの原点です。
そんな私が植物画に出会ったのは10年ほど前、展覧会で目にした石川道子先生の絵でした。
その絵に魅了されて、「自分で描いてみたい。でも…」と、3年間も躊躇した末、やっぱり始めようと決心して教室の門を叩きました。今は同好の仲間と一緒に描いています。なんと奥の深い世界なのでしょう。
里山散策で出会った植物を描き、小文を添える手作り画文集を1年1冊のペースで創り始めて5冊完成しました。20種ずつ まとめていますが、まだまだ描いていない草が沢山残っていますから、これからも続けたいと考えています。
“生命を写す”生命感が表現できるようにと心がけるのですが、力不足でなかなか思うようになりません。でも、植物と向き合い、対話しながら描く静かなひとときを大切にしたいと思います。