西田すみ Nishida, Sumi
- アレチヌスビトハギ(マメ科)Desmodium paniculatum (L.) DC.
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我家の周辺では街路樹の植込みの中や道端、そして庭の中まで侵入し繁茂しています。
花どきは美しくやさしい風情ですが、果実になると、釣毛でその本性を発揮して、人の衣服や動物にくっつきまくり、剥がすのに苦労します。
北米原産(1940年)奈良県奈良市
(第11回日本植物画倶楽部展図録・企画テーマ「植物画で見る帰化植物」)
作者 プロフィール
西田 すみ Nishida, Sumi(奈良県)
初めて「ボタニカルアート」に出会ったのは20数年前、六甲の高山植物園で催された小西美恵子先生と教室の皆さんの作品展でした。
「花の絵を私も描いてみたい。」と、軽い気持ちでカルチャーセンターの教室に入れてもらいました。
若かりし日、つれあいが山岳部だったおかげで、毎年、北アルプス方面の山々を訪ねていました。
高山のお花畑の花々との出会いは、まこと“至福の刻”でした。
近年は足腰と相談して近くの山野を歩き、植物の多様さ、素晴しさに接し親しんでいます。
かくして、自然と植物観察に熱心なあまり、ボタニカル作品はなかなか出来ません。
ここ数年、固有種のイナモリソウを担当しましたので金剛山に登っています。
小さなピンクの花、イナモリソウの花期には早かったり、遅かったり、雨で花が残っていなかったり、と、なかなか思うようになりませんが、今年こそ完成させたいと願っております。