髙田直子 Takada, Naoko

【髙田直子:ベニバナトチノキ(ムクロジ科)Aesculus × carnea】
ベニバナトチノキ(ムクロジ科)Aesculus × carnea

ベニバナトチノキは、よく街路樹に植えられていますが、大木になるため花を近くではなかなか見られません。
花の色がピンク色でずっと描いてみたいと気になっていました。
そしてやっと小田急線新百合ヶ丘駅前の歩道橋からスケッチすることができ、作品を仕上げることができました。
トチノキ、西洋トチノキとの違いなどを知ることができ、思い出深い作品となりました。

作者 プロフィール

髙田 直子 Takada, Naoko(神奈川県)

1960年生まれ。
植物画との出会いは、夫の仕事で行くことになった米・カルフォルニアで、植物の花・葉・種を描いた植物画をホテルで初めて目にした時です。その時は自分で描いてみようとは思わなかったのですが、帰国後、偶然小林英成先生指導のグループ作品展を見て、なぜかその時「絶対これをやろう!」と覚悟しました。
その後、ツバキをはじめ自分が描きたいと思った植物を描き続け、十数年が経ちました。
植物の不思議さ・美しさに魅せられ、この花を描きたいという気持ちで続けてきたように思います。

主宰する教室や病院で教えるようになり、多くのことを学びました。
植物を通して知り合えた方々に感謝しつつ、これからも初心を忘れずに描いていきたいと思います。
そして多くの方々に植物画の魅力を伝えていきたいと思います。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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