竹尾絹枝 Takeo, Kinue
- シクラメン(サクラソウ科)Cyclamen persicum cv.
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冬の鉢植えの代表格として定着している。ハート型をした柄の長い葉の銀白色の斑紋が美しい。重なり合った多数の葉と、うつむいて咲く花を描くのは難しかったが、比較的変化が少ないのでじっくり取り組むことができた。(透明水彩 39.4×30.3cm)
- ヤブデマリ(レンプクソウ科)Viburnum plicatum var.tomentosum
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5月の新緑の中、白い花が一際目立ち清々しい気分になる。連休が終わるころ、毎年沢沿いの山道をこの花に会うために訪れている。(透明水彩・鉛筆 42.5×33.4cm)2019年12月15日更新
作者 プロフィール
竹尾 絹枝 Takeo, Kinue (兵庫県)
きっかけは、仕事帰りにふらりと立ち寄った、丸山きみよ先生のボタニカルアート展を拝見したことです。それまでこういう絵の存在を知りませんでした。植物が生き生きと繊細に描かれていて迫力があり、一度に魅了されてしまいました。退職後、通信講座から始め諸事情あり終了するまで時間がかかりましたがその後、縁あって丸山先生の教室に月1回お世話になっています。60歳を過ぎてから始めました。
散歩や山歩き、野菜作りなどしながら、周りに題材はたくさんある環境ですが、植物の特徴を正しく捉え、一つの作品にする難しさに苦戦しています。見過ごしていた花、名前も知らなかった雑草たちにも心が動き、エネルギーをもらっていると感じます。畑の野菜も1~2株は収穫せず最後まで残して、やがて咲く花を楽しんでいます。少しずつ積み重ねながら、身近な草花を描き続けられたらと思っています。