シナマンサク © Yamamoto, Kiyomi 【シナマンサク © Yamamoto, Kiyomi】
日本植物画倶楽部会員は、植物画を描き又は鑑賞することを通じて自然に親しみ、自然を慈しむ心を涵養することを理念とします。

新着情報

『日本の固有植物図譜』が発刊しました

2020年12月25日、『日本の固有植物図譜』が企画スタートから12年かけてついに発刊の運びとなりました。総ページ数562ページ、掲載植物図274点に及ぶ素晴らしい図譜です。刊行予定から2年も遅れてしまい担当者として申し訳ない限りですが、こうして発刊までたどり着くことができました。これは倶楽部員全員の熱い気持ちの結集であると思います。図譜担当として心から御礼申し上げます。

      2020年12月25日 図譜担当 小林英成

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ミニギャラリー

【谷本弘次:アマリリス( ヒガンバナ科) Hippeastrum cv.】
アマリリス( ヒガンバナ科) Hippeastrum cv.

(透明水彩 63.0×49.0cm)
2024年11月1日更新

作者 プロフィール

谷本 弘次 Tanimoto, Kohji(広島県)

1940年大阪生まれの福山育ち。
子供の頃から絵が好きで、将来は図画の先生にとの願いは親の反対であえなく頓挫。
芸術とは対極の銀行員となる。
しかし、いつの日か美大への夢は持ち続け、定年直前に家族の同意を得て退職。
念願の美大(倉敷芸術科学大学油画専攻)に社会人第1期生として入学。
年齢差40の同期生と学んだ4年間は、人生まさに至福の刻といえるものでした。

ボタニカルとの出会いは、ゼミの田村鎮男教授の恩師でもあり、私の好きな画家の小磯良平記念美術館での画伯の薬用植物画作品です。
私は「自然と共生」をテーマに描いており、油画の風景画と水彩画の植物画は、このテーマにぴったりと思っています。
人間は自然の恵みによって生かされ、特に植物は何者にも媚びず毅然と生きている様には感動を覚えます。
ボタニカルに絵画性を入れて、その植物が持つ生命感が表現できたら・という目標に向け、日々精進を重ねております。

2年に1度、個展と主催するボタニカル教室展を開催しております。
絵を通じて多くの出会い、そして庭で描く花を育ててくれる家内に感謝しつつ、毎日を大切にして過ごして生きたいと思っています。

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【山口彌生:ワタ(アオイ科) Gossypium】
ワタ(アオイ科) Gossypium

(透明水彩 48.0×34.8cm)
2024年11月1日更新

作者 プロフィール

山口 彌生 Yamaguchi, Yayoi (島根県)

2011年に仕事を離れ時間に余裕ができたので、近所を散歩するようになりました。歩きながらゆっくり見る道ばたの草花がきれいで描きたいなと思っていた時、山田ひさ子先生の植物画教室の展覧会が開催されることを知りました。その展覧会の作品が素晴らしく、早速入会しました。それから皆さんに刺激を受けながら楽しく描いています。

自然がいっぱいと言えば聞こえはいいですが、畑の野菜をイノシシや猿に荒らされないように日々闘っています。これからもこの地で、季節ごとの草花や畑で育てている野菜などを、一つ一つゆっくり描いていきたいと思っています。

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